四阪島 [別子銅山]
四阪島(しさかじま)は、瀬戸内海新居浜沖に浮かぶ4つの小島なのですが、元々は住友の銅精錬で賑わったところです。
昭和30年頃までは5000人ほどの人口を抱えていましたが、別子銅山の閉山等により順次縮小され、現在では人口はゼロになっています。
しかし、工場は完全閉鎖された訳ではなく、現在でも一部が稼働しており、そのためもあって島への部外者の上陸は認められていません。(従業員は専用船で新居浜から通勤しています。)
今回、四阪島の周りを巡る旅行ツアーに参加し、初めて島を肉眼で見ることができました。大島から高速船で約30分、四阪島が見えてきました。
真ん中に見えるのが大煙突、左が精錬所施設のあったところです。
右には新しめのタンクと施設が見えますが、現在稼働中のリサイクル施設と思われます。煙突から煙が出ているのが島が生きている証拠です。
ちょうど真ん中の白い建物に青い住友マークが見えます。
また、写真では読めませんが、左には「住友金属鉱山 四阪工場」と記された看板があります。
工場施設の集中する地区から東へ移動すると元住居地区。ここに船着き場があります。
大正時代の駅舎のような建物が気になります。
社宅群など。すべて廃屋です。
鉄筋社宅の「上陸禁止」の看板がいかめしい。
こちらも社宅です。
島を半周して、再び工場地域へ戻ってきました。
四阪湾に入ったと思われます。
クレーンと大煙突。
山の頂上には何かの巻上機のようなものが。
かつては工場の建物が並んでいたところと思われます。
四阪湾を北西方向に抜けたと思われます。
よく見る往時の写真に近いアングルかと。
最後に大煙突の望遠撮影。左の円柱状の物体は初代の大煙突の残骸でしょうか。
四阪島は別子銅山の歴史を語る上で外せないところですが、現在では上陸は無論、こうやって外から眺めることすらままなりません。
実は四阪島の歴史は公害の歴史でもあり、それもあって密かに歴史から葬り去ろうとしているのかもしれません(うがった見方だとは思いますが)。
しかし、かつての学校や郵便局、社宅などの町並みも多く残っているところであり、貴重な近代化遺産として保存活動と一般公開をしていただきたいと、私などは強く思います。
ちなみに、動いている船からの撮影は思った以上に大変でした。
揺れる船の上からファインダーを覗くと生きている心地がしません。
※当日チャーター船でたどった航跡
お使いのブラウザで航跡が見られない場合はこちら をどうぞ。
昭和30年頃までは5000人ほどの人口を抱えていましたが、別子銅山の閉山等により順次縮小され、現在では人口はゼロになっています。
しかし、工場は完全閉鎖された訳ではなく、現在でも一部が稼働しており、そのためもあって島への部外者の上陸は認められていません。(従業員は専用船で新居浜から通勤しています。)
今回、四阪島の周りを巡る旅行ツアーに参加し、初めて島を肉眼で見ることができました。大島から高速船で約30分、四阪島が見えてきました。
真ん中に見えるのが大煙突、左が精錬所施設のあったところです。
右には新しめのタンクと施設が見えますが、現在稼働中のリサイクル施設と思われます。煙突から煙が出ているのが島が生きている証拠です。
ちょうど真ん中の白い建物に青い住友マークが見えます。
また、写真では読めませんが、左には「住友金属鉱山 四阪工場」と記された看板があります。
工場施設の集中する地区から東へ移動すると元住居地区。ここに船着き場があります。
大正時代の駅舎のような建物が気になります。
社宅群など。すべて廃屋です。
鉄筋社宅の「上陸禁止」の看板がいかめしい。
こちらも社宅です。
島を半周して、再び工場地域へ戻ってきました。
四阪湾に入ったと思われます。
クレーンと大煙突。
山の頂上には何かの巻上機のようなものが。
かつては工場の建物が並んでいたところと思われます。
四阪湾を北西方向に抜けたと思われます。
よく見る往時の写真に近いアングルかと。
最後に大煙突の望遠撮影。左の円柱状の物体は初代の大煙突の残骸でしょうか。
四阪島は別子銅山の歴史を語る上で外せないところですが、現在では上陸は無論、こうやって外から眺めることすらままなりません。
実は四阪島の歴史は公害の歴史でもあり、それもあって密かに歴史から葬り去ろうとしているのかもしれません(うがった見方だとは思いますが)。
しかし、かつての学校や郵便局、社宅などの町並みも多く残っているところであり、貴重な近代化遺産として保存活動と一般公開をしていただきたいと、私などは強く思います。
ちなみに、動いている船からの撮影は思った以上に大変でした。
揺れる船の上からファインダーを覗くと生きている心地がしません。
※当日チャーター船でたどった航跡
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2010-04-04 16:24
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